社団法人高松青年会議所
6.今後の社団法人高松青年会議所の5ヵ年の力点
 青年会議所は、地域に根を張る青年経済人の集まりである。経済人ゆえにポピュリズムにだけ流されるのではなく、まちを歴史的俯瞰から見、考えることができる。さらに、企業内で果たしているリーダーとしての能力は、往々にしてそれぞれの住む地域や生活圏でも、期待され果たされることが多い。だが、かつて“まちづくり”と言えば青年会議所しかなかった時代とは異なり、NPOやまちづくり団体が多数生まれ、活動を展開している今、JCがまちから期待される機能も変わってきている40周年で、行政・企業・地域を結ぶパイプとしてパートナーシップの結節点をめざし、45周年では、協働協創型社会のリーダー育成機関としてその存在を自ら問い直してきた。その流れの中に今もあるものの、2006JCI ASPAC高松大会という大きな事業を経験する過程で、やむを得ずその目標が不完全なものになっていることは、客観的に真摯に受け止めなければならない。もちろん、2006JCI ASPAC高松大会は、それだけ全精力を傾ける意義のあるプロジェクトであり、そこからもたらされた恩恵は多くある。しかし、それを終えた今、もう一度40周年・45周年で目指そうとしたリーダー開発機関として特化した歩みを再開しなくてはならない。

 単年度制という組織の特性は、リーダー開発機関だからこそ持つしばりであり、伸ばすべき特性である。何より、まちもコミュニティも若いリーダーが一人でも多く増えることを待ち望んでいる。過去50年の間、高松JCはリーダー開発から社会開発・まちづくりへと、その主軸を移行してきた。2006JCI ASPAC高松大会を終えた今、これからは地域のニーズに応えるべく、再び“リーダー開発優先に特化した育成機関”として進むことを明確にしたい。JC自身がまちづくりを手がける時代は過去のものである。その手法を取り続けるなら必ず限界点にはばまれる。それよりも、JCから地域社会をさらに良くするための“変革の能動者”を輩出することのほうが、最終的にまちにもたらす果実は大きい。

  もちろん、決してまちづくりをないがしろにするわけではない。地域のリーダー育成のためのOJTの過程として、これからも地域の課題に対し真剣に考え議論し研鑽を重ね続ける。そのための力点として、以降5ヵ年は以下のことを念頭に活動を展開することを宣言する。

@リーダー育成 A 道州制の検討 B 協働支援

  2006JCI ASPAC高松大会という大きな夢の実現のために、様々な人たちに支え協力して頂きました。その暖かい支えと培った繋がりをこれからの活動の喜びと糧として、皆様からの御期待に応えるよう自らの変革に着手します。議会、自治会、NPO、ボランティア・市民活動、PTA、業界団体等々。それら地域の様々な場所へのリーダーの輩出です。JCというある種のモラトリアムな学び舎を経て、地域に今まで以上の若きリーダーを1人でも多く輩出することをここに目標とします。

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